「ロングテールはもう古い!?」IT業界最新リスティング広告事情
「1000ワード中4ワードだけで、全体の80%のコンバージョンを獲得」していて、そのキーワードが、「『会計ソフト』のような、いわゆるビッグワードが大半を占めていた」んだそう。
「つまり0.4%のキーワードで全体の80%のコンバージョンを獲得しており、残りの996ワードはわずか20%、つまりは96.6%のキーワードで20%しか獲得できていなかったのである」
それが何か?だから、ロングテールって言うんじゃないか。
ま、そこまではいい。でも、なぜビッグワードが効果的なのかについて、「ユーザーの検索情報見極め能力が上がってきている」と決めつけるのは、ちょっと違うでしょ?
見極め能力が上がったんじゃなくて、やっぱり「ビッグワードしか思いつかなかった人」達が買ってる、ってことでしょ、ただ単に。あくまでコンバージョンの中での%なんだから、見極め能力があるとかないとか言えるはずがない。
しかも、この話はリスティング広告についてだから、ビッグワードで検索した結果からかき分けかき分けそのサイトに到達したということじゃなくて、ビッグワードで表示されている広告の中からコンバージョンに繋がった%のことを言ってるわけでしょ?要するに、高くつくキーワードで入札した広告はやっぱり効果がある、ってことだけじゃないかと。
ビッグワードが効果的なのは、何も今に始まったことではない。効果的だからビッグなんだし。ただ、効果的なだけにやたらと高い。高いから資金力のある企業しか上位に(もしくは恒常的に)入札できない。だから、その余裕のないスモールビジネスは、知恵を絞ってロングテールを狙うわけで。
だいたい「20%しか」って言うな、「しか」って。この20%がどれだけ大きいのか判ってないんじゃないの?この小さな部分を拾えるからインターネットの価値があるんじゃないか。この業界で仕事している人の言葉とはとても思えないな。日頃、大企業がお相手だからって、そこんとこをはき違えるとマズイっしょ。
というか、どうも、この記事、宣伝っぽい。
で、やっぱりこう思う。体力のある企業に真っ向勝負するのは無駄。そろそろキーワードに頼るのはやめて、キーパースンを持とう。そう、「人」は6番目のメディア。インターネットはその助けになるから。
2008年09月13日
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